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自省録2

2017/10/18 『ブルックリン・フォリーズ』

【走った距離】  8.62km
【今月の累積距離】  239.05km
【ペース】 平均 6'07"/km、 最高 5'29"/km
【天気】 曇り
【気温】 最高 20℃、最低 14℃
【体重】  65.3kg
【コース】自宅~会社
【コメント】
 『ブルックリン・フォリーズ』 ”Brooklyn Follies"
 ポール・オースターの小説第12作。
 オースターの住むニューヨーク、ブルックリンとそこに住む人々に対する
 親しみと愛情に満ちた作品。
 オースターの作品は通常読み進むうちに事態がどんどん悪くなるのだが、
 この作品は読んでいくうちに、事態が徐々に好転する。

 最初は暗い。
 60歳前のリタイアした生命保険営業マンが、
 肺がんを患い、手術で腫瘍を切除し、抗がん剤治療をしてやっと一命を取りとめたが、
 妻に離婚され、娘に嫌われ、死に場所を求めて、
 傷ついた犬のように生まれ育ったブルックリンに這い戻る。
 そこから人生の再構築が始まる。

 大学院の博士号取得に失敗し、タクシードライバーを経て、
 古本屋の店員になった甥を支援して、結婚相手を見つけて家庭を持たせる。
 家出して、ポルノ女優になり、麻薬中毒になり、新興宗教の虜になった姪を助け、
 更生させる。
 余生を共に送るパートナーとも知り合う。
 愛想を尽かされていた娘とも仲直りし、
 甥、姪、パートナー、娘に囲まれた幸せな毎日を送るようになる。
2017/10/18 『ブルックリン・フォリーズ』_b0362900_21213298.jpg





by totsutaki3 | 2017-10-18 21:24 | 読書

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
by totsutaki3

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